左右で聴力に大きな差があるケースでは本当に注意が必要です。
コチラの方は、数年前にメガネ店で両耳に補聴器を購入したそうですが、左耳は全く使っていないとのことでした。
そりゃそうですね、この聴力で小型耳かけ(RICと呼ばれるタイプ)で通常の汎用耳栓で使用していたら全く使用する意味がありません。
いや機種云々述べる以前に、左側は語音明瞭度も10%以下なのでかなり難しい状態です。
購入した頃はもう少し聴力は良かったのではないかとは思いますが、左右差がある場合は聴力測定の結果が果たして正しかったのかどうかも怪しいです。
左右で聴力に差があるケースでは測定に誤差がでやすいため、それなりに測定技術、知識が求められます。
実際よりも良いデータが出る間違いが起きやすいのです。
今回のケースでは購入時に大変大きく割引して頂いたので購入に至ったとのことですが、結局のところ1台は役立たずになってしまったので果たして本当に安い買い物だったのか疑問ですね。
そしてこの聴力レベルですと障害手帳6級に該当する可能性もあるので、障害手帳申請の手順と自立支援法について説明し、耳鼻科受診を案内する流れとなりました。
最初に購入したときに先に耳鼻科を受診していれば、もしくはせめて認定補聴器専門店で相談していれば結果は違っていたのではないかと思われます。
この記事は私が書きました
一寸木(イチズキ)国博 認定補聴器専門店 補聴器プラザ小田原 代表
経歴
1999年より補聴器販売に従事
大手補聴器専門店チェーンの店長からパナソニックの補聴器部門へ転職、主に関東地域のメガネ店や補聴器専門店を担当し、補聴器の販売方法や調整方法などについての講義を担当することも多数。
全国の様々な補聴器販売現場をみてきた経験から、当事者目線に寄り添える専門店を目指し独立。
2017年より現職 現在手話通訳資格取得を目指し奮闘中
保有資格 認定補聴器技能者 医療機器賃貸・販売管理者

