人工内耳を知っていますか?

 

  1. 超小型マイクが捉えた音をサウンドプロセッサで解析します(電池はサウンドプロセッサの中にあります。 
  2. サウンドプロセッサで解析された音は、人工内耳用の電気信号に変換されます。
  3. 電気信号はヘッドピースから無線信号で皮膚の下のインプラントに送られます(インプラントに電池は搭載されていません。サウンドプロセッサから無線信号と一緒に動力電気も送られます)
  4. 受信した信号を電気信号に変換します。
  5. 蝸牛に挿入された電極挿入された電極アレイから直接神経を刺激します。神経から脳へと信号が伝わり、音として認識されます。

    ※日本光電 人工内耳紹介ページより 詳細はコチラ
     

 

人工内耳とは、内耳に直接電気信号を送り、蝸牛神経を刺激して電気信号を脳へ送る装置です。

 

補聴器では効果が望めないようなケースで適用となるものですが、現在では健康保険の適用にもなり、高額療養費制度の対象にもなっていますので、大変高額な手術費用がかかるイメージがありますが、自己負担はかなり軽減されるのではないでしょうか。

 

 

 

また、障がい手帳をお持ちの方など、医師の診断のもとで「自立支援医療」(更生医療)の対象となる場合もあります。

 

このあたりについては、各市町村役場の福祉課で詳しく教えて頂けるでしょう。

 

 

 

難聴が進行し、補聴器では言葉の聞き取りが困難になってきたようなケースでも、人工内耳を採用することで言葉の聞き取りが改善することがあります。

 

 

 

もちろん、手術を受けたらすぐに聞こえるようになるわけではなく、各電極の電気刺激のレベルを調整するなどして、各人の聞こえに合わせていく必要があります。

 

そして、その聞こえに脳が順応していくまで、それなりに時間はかかるでしょう。

 

 

 

しかし、補聴器では改善が困難と思われるような場合には検討する価値は大いにあるでしょう。

 

 

 

最近では装用したまま水に入ることが出来るものなどもあるようです。

 

日々進化していますね。